若者女子必見!カジュアルに着物をきるコツは帯の選び方にある

着物は日本人の民族衣装であり、日本人女性にとっても着物を美しく着こなせる人はとても羨ましい存在ですよね。

しかし、一昔前までは日常的に着ていたはずの着物も現代は着用している人が少なく、また若い世代では一人で着ることもできず、興味があっても最も手を出しにくいファッションとも言えるでしょう。

ですが、この頃はそういった若い世代人向けに簡単に着物が楽しめるものも増えてきました。着物や帯、襦袢、足袋にいたるまで全てそろえても2万ほどで購入できるものもありますし、洗濯機で洗える着物も増えてきました。

手軽に着物が使えるとイロイロな場面に着たくなりますよね。友達とのちょっとしたお出かけ、または、上品なコンサートやパーティーなども良いでしょう。しかし、カジュアルな場面とフォーマルな場面では同じ着物で行くわけには行きません。

友達とちょっと食事がしたいだけなのに、格式ばった着物では場違いになります。着物であっても気軽に着ている雰囲気を出したい物です。やはり、場面によって使い分けが必要になります。そう行った場合は、帯1つで簡単にカジュアルにも着こなす方法があるのをご存知でしょうか。

着物の帯というのは、実は着物よりも重要な役割があり、着物の顔といっても過言ではありません。場面で素材や質によって使い分けることによって、フォーマル向けの着物でもカジュアルに見える事もできます。もちろん、冠婚葬祭などの場面できる正装の着物に合わせるのはご法度です。

カジュアルに着るには織り着物を選ぶと良いでしょう。1つしか持たないのであれば、なるべくカジュアルでもフォーマルでも着ていけるような質のものを選ぶと着る幅が増えます。また、帯は着物よりも一段高い質のものを選ぶと良いといわれています。

カジュアルな場面では半幅帯を使用すると良いでしょう。着物の中でも一番カジュアルな帯になります。名前の通り、振袖などでつける帯の半分の幅(およそ15センチほど)になり、一人で着付けするのも簡単な帯になります。

そして、もっともオススメしたいのが名古屋帯です。こちらは柄や素材によってカジュアルにもフォーマルにも両方使用できる帯の種類になります。ただし、冠婚葬祭などの正装には仕様できないので注意が必要です。

名古屋帯をカジュアル用とフォーマル用に2本持っていれば、1つの着物で両方使えるので、とても便利になります。もちろん、持っている着物の柄や素材によって帯も選ばなければなりませんので、呉服屋さんの意見を聞きながら買うと良いでしょう。

着物は日本人の心です。初めにも言いましたとおり一昔前までは日常的に着ていた服です。国際社会になったからこそ、日本人女性として生まれたからには、一人で着物を着て出掛けられれば、女性磨きの1つになるかもしれませんね。